建設業許可取得のメリットとデメリット

建設業許可取得を考える際、許可取得のメリットとデメリットは気になるところだと思います。

今回は、建設業許可取得に関するメリットとデメリットについて考えていきたいと思います。

建設業許可の概要や、具体的な取得に関する記事は以下のリンクから見ることができますので、よろしければご参照ください。

設業許可とは?

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建設業許可取得のメリット

1、信頼性と信用の向上

許可を取得するには、経営・技術・財務的な面で特定の要件を満たすことが必要です。

建設業許可を取得することで、その要件を満たしているという証明になりますので、業界での信頼性が向上し、取引先やクライアントからの信用を得やすくなると考えられます。

また、許可を得ることで、法令や規制に対する遵守が証明され、事業が法的に正当であるとの認識や法令順守の証明にも繋がります。

2、公共事業への参加資格の取得

公共工事を直接請け負おうとする場合、審査(経審(けいしん))を受けなければなりません。その審査を受ける前提として、建設業許可を取得していることが必要となります。

建設業許可を取得することで、公共事業の参加へ一歩近づくこととなります。

※経審についての記事はこちら
神奈川県で建設業許可・経営事項審査をお考えの事業者様へ

3、競争力の向上

建設業許可の取得により、新規のビジネス獲得に有利になる場合があります。

「元請業者から建設業許可を取得するように言われた」というのは、建設業許可の取得理由として多くあげられるうちの1つです。

建設業許可をもっていないということで、仕事に制限がかかる場合があるため、いままで許可がないために受注できなかった案件についても、建設業許可を取得することで、案件の受注に繋がる可能性があります。

建設業許可取得のデメリット

1,手続きの複雑さとコスト

建設業許可の取得は手続きが複雑であり、時間と労力を要します。

また、それに伴うコストもかかります。ちなみに、神奈川県で建設業許可取得(新規・一般)するには9万円分の神奈川県収入証紙が必要となります(令和5年12月現在)。その他にも必要な証明書等の経費がかかります。

2、維持管理・費用

建設業許可の有効期限が切れないように維持するためには、一定の費用がかかります。

これは許可の更新や変更届等、関連する手続きにかかる費用です。

また、更新せずに有効期間が過ぎてしまった場合、新規で取り直しをしなければなりません。このようなことがないよう、きちんとスケジュール管理することが必要となります。

更新手続きに関する記事はこちら
神奈川県の建設業許可の更新は、作成から提出までお任せください!

3、厳格な基準への適合が求められる

建設業許可を取得するには一定の基準に適合する必要があり、これには特定の要件を満たす必要があります。これに適合しない場合は許可が得られません。

また、建設業許可を持つことで、決算報告の提出等、一定の義務が発生します。

まとめ

これらのメリット・デメリットは事業形態やプロジェクトの内容によって異なる場合がありますので、一概に言えませんが、許可取得の際の参考になれば幸いです。

大鐘行政書士事務所では、事業者様が上記のようなメリットを最大限に生かし、デメリットを少しでも軽減できるようサポートさせていただきます。

是非お気軽にお問い合わせください!